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2025/07/08

新築マンションの管理費・修繕積立金はなぜ高い?

~首都圏では月2万円前後が相場に~

 

2024年に新築された分譲マンションの管理費と修繕積立金の合計額(70㎡換算)は、

首都圏で月額19,580円と高水準を維持しています。

これは前年比で2.5%の減少ではあるものの、過去10年間で見ると継続して高い水準にあります。

 

背景には、建築コストの上昇や修繕費の増加が影響しています。

特に新築時の修繕積立金は、将来の大規模修繕に備えて早期に多くを徴収する傾向にあり、初期費用として高めに設定されるケースが増えています。

 

近畿圏では同条件で月額19,680円(前年比3.4%増)、中部圏では18,123円(同8.3%増)と、いずれも上昇傾向にあります。こうしたランニングコストの上昇は、マンション購入時の総負担額に大きく影響するため、購入検討時には注意が必要です。

 

「管理費+修繕積立金」の金額は、マンションの維持管理の質を反映する大切な指標です。

価格だけで判断せず、将来の修繕計画や積立状況、設備の充実度なども総合的にチェックすることが、後悔しないマンション選びのポイントとなります。(住宅新報より)

 

では次回お会いしましょう。