コラムColumn
不動産の【風水篇】
風水といえば中国を思い出しますよね 風水は中華圏の文化に深く根付いた思想であり、不動産選びにも大きな影響を与えています。中華系投資家が特に嫌がる不動産の特徴には、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、位置に関する要素です。道路に面した不動産、特にT字路の角に位置する物件は「煞気」が強いとされ、事故やトラブルを招く可能性があるため避けられがちです。また、背後に高い建物や山がある場合も、圧迫感や不安定さを感じさせるため敬遠されることが多いです。
次に、内部の配置にも注意が払われます。玄関が直線的に部屋に通じている場合、気の流れが一瞬で抜けてしまい、安定感を欠くと考えられています。そのため、玄関とリビングの間に何か障害物を設けることが望ましいとされます。対応策として、八角の鏡を掛けることがよくあります。
さらに、周囲の環境も重要です。例えば、近くに火葬場や墓地がある場合、死を連想させるため、住環境としては不適切とされます。また、流れの速い川や海に近い物件も、気の流れが不安定になると見なされるため敬遠されます。
最後に、物件の形状も影響します。正方形や長方形の物件は安定しているとされる一方、L字型や不規則な形の物件は、居住者に不安をもたらす可能性があるため避けられます。 私が実際不動産の紹介をして、一番嫌がるケースはお墓と電柱とガソリンスタンドでした。
このように、中華系投資家は風水に基づき、さまざまな要素を考慮して不動産選びを行います。風水を理解することは、より良い住環境を選ぶ手助けとなります。 |